柔道 山岸3年ぶりV 女子48キロ級

<柔道>世界選手権は福見と浅見選出 女子48キロ級
全日本柔道連盟全日本選抜体重別選手権終了後、世界選手権の日本代表24人(男女最重量級を除く)を発表した。 女子48キロ級は、優勝の山岸絵美三井住友海上)を抑えて福見友子了徳寺学園職)、浅見八瑠奈コマツ)を選出。女子代表の園田隆二監督は「今大会に懸け、あれだけの試合をしてくれた」と山岸をたたえつつ、「昨年の世界選手権以後も福見、浅見は国際大会で好成績を収めている」と実績を重視した。 一方、男子代表の篠原信一監督は、66キロ級を制した海老沼匡(明大)について「『全試合一本を取る』という闘志あふれる姿勢が見えた」と評価。国際大会の実績で分のあった福岡政章(綜合警備保障)について、「1回戦でコロッと負けるようでは厳しい」と苦言を呈した。 また、アジア選手権(今月5〜7日・アブダビ)に出場するため今大会を欠場した男子66キロ級の森下純平(筑波大)、女子63キロ級の上野順恵三井住友海上)ら男女各4選手もメンバー入りした。 男子100キロ超級の代表選手は全日本選手権(今月29日)後、女子78キロ超級は全日本女子選手権(同17日)後に決める。【田内隆弘】 男子60キロ級 平岡拓晃(26)=了徳寺学園職、山本浩史(21)=日体大▽同66キロ級 ※森下純平(20)=筑波大、海老沼匡(21)=明大▽同73キロ級 ※中矢力(21)=東海大秋本啓之(25)=了徳寺学園職▽同81キロ級 ※中井貴裕(20)=流通経大、高松正裕(29)=神奈川・桐蔭学園高教▽同90キロ級 ※西山大希(20)=筑波大、小野卓志(30)=了徳寺学園職▽同100キロ級 穴井隆将(26)=天理大職、高木海帆(20)=東海大 女子48キロ級 福見友子(25)=了徳寺学園職、浅見八瑠奈(22)=コマツ▽同52キロ級 ※西田優香(25)=了徳寺学園職、中村美里(21)=三井住友海上▽同57キロ級 松本薫(23)=フォーリーフジャパン、※佐藤愛子(27)=了徳寺学園職▽同63キロ級 ※上野順恵(27)=三井住友海上、阿部香菜(22)=三井住友海上▽同70キロ級 国原頼子(25)=自衛隊、※田知本遥(20)=東海大▽同78キロ級 緒方亜香里(20)=筑波大、池田ひとみ(25)=自衛隊 ※はアジア選手権出場のため、今大会を欠場<柔道>山岸3年ぶりV 女子48キロ級
女子48キロ級の決勝で、浅見に判定勝ちし優勝した山岸(上)=福岡国際センターで2011年4月3日、和田大典撮影 柔道の世界選手権(8月、パリ)の代表選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権は最終日の3日、福岡市の福岡国際センターで男女計7階級が行われた。女子は、48キロ級で、昨年の世界選手権優勝の浅見八瑠奈コマツ)と準優勝の福見友子了徳寺学園職)を破った山岸絵美三井住友海上)が3年ぶりに優勝。52キロ級は中村美里三井住友海上)が2連覇、57キロ級は昨年の世界選手権覇者の松本薫フォーリーフジャパン)が制した。63キロ級は、阿部香菜(三井住友海上)が初優勝を果たした。 男子は、60キロ級で平岡拓晃了徳寺学園職)が危なげなく4連覇を果たし、66キロ級は海老沼匡(明大)が2連覇を飾った。