今季初登板松坂5回3失点黒星 レ軍ドロ沼開幕5連敗

遼「仕上がり90%以上」パー3コンテストで好ショット
拡大写真パー3コンテストに出場した石川遼(右)とキャディーの妹・葉子さん(中)、弟・航くん(左)(写真:夕刊フジ) 【オーガスタ(米ジョージア州)6日(日本時間7日)=米沢秀明】男子ゴルフの今季メジャー第1戦、マスターズ・トーナメント(オーガスタ・ナショナルGC)の開催を翌7日に控えた石川遼(19)=パナソニック=が、恒例のパー3コンテスト(9ホール)に出場した。キャディーに妹の葉子さん(14)と弟の航(わたる)くん(11)を引き連れ、リラックスした表情で最終調整を終えた。結果は3バーディー1ボギーの2アンダー(公式記録なし)だった。 前日の雷鳴が嘘のような晴天に恵まれた練習最終日。午前中に9ホールの練習ラウンドを終えると、石川はパー3コンテストで安定したショートゲームをみせた。 1番(130ヤード)でピン横4メートルを沈めてバーディーを奪うと、池越えの4番(130ヤード)では29インチ(74センチ)にピタリ。最後にジェイソン・ボーン(米国)に13インチ(33センチ)で抜かれ、同ホールニアピン賞は逃したが、大きな声援を浴びた。 今週、練習ラウンドをともにしてきた藤田寛之も長男、大稀くん(7)を連れてラウンドしたため、穏やかな雰囲気の1日となった。石川は7番(115ヤード)でも1メートルを沈めてこの日3つめのバーディー。課題だったショートゲームに手応えを感じているようだった。 「仕上がりはとてもいい。90%以上。ここは18ホールすべてがバーディーを取れるホールだと思う。自分でもエキサイトするようなそういう攻めをして、2けたアンダーに近づけたい。1日平均2〜3アンダーが必要だが、自分には出せるスコアだと思う。調子はこの2カ月の中でもっともいい。よくここまでこられたと思う」と自信をみなぎらせた。 ちなみに、パー3コンテストの最終9番(135ヤード)のグリーン上では、例年通り航くんが代打で登場。昨年は見事なアイアンショットを披露した航くんは、難しい返しのパーパットを任され、入れきれずにボギー。それでも石川は妹弟と一緒にラウンドして、気分転換ができたようだった。 優勝はルーク・ドナルド(英国)の5アンダー。クレッグ・スタドラー(米国)が1番でホールインワンを記録した。Gショック!阿部負傷の球場で“チンタラ”プレー連発
拡大写真関本が放った打球を追った高橋由は…(写真:夕刊フジ) 巨人が阿部慎之助捕手(32)の戦線離脱ショックに打ちひしがれている。6日、阪神相手の練習試合(サーティーフォー相模原球場)でもそれがありありと見てとれた。 5日の練習試合中に右ふくらはぎを痛めた阿部。原辰徳監督(52)は「決して軽症ではない。開幕に間に合うかといえば、難しいでしょう」と、長期離脱の可能性を示唆した。 阿部が飛球を追っている最中に「あっ」とうめき声を上げてうずくまった記憶が鮮明で、しかも慣れない地方球場とあってこの日の巨人ナインの動きはぎこちなかった。高橋由伸外野手は初回、関本が放った飛球に対し、東京ドームより両翼が5メートル狭い球場のフェンスを気にしながら追い、頭上を抜かれ適時二塁打にした。ラミレス外野手が、レフト線際のファウルゾーンに上がったフライを緩い足取りで追い、グラウンド上にボールが落ちるのをあっさり見送るシーンもあった。 実戦復帰まで2カ月かかるともいわれる阿部の状態について、球団は故障の部位、程度を発表しない方針だという。「戦略上の理由」で故障選手の検査結果を一切明かさないのは、もともと秘密主義の落合中日のオハコ。そんなところで昨季セ・リーグ覇者のライバルをまねなくても…。 これも阿部ショックの大きさゆえか。「真正面から胸と胸を突き合わせた勝負」をポリシーとする原監督にとっても不本意のはずだ。(宮脇広久)