星野3度の開幕乗り切る「やけっぱちの心が出てきた」

今季初登板松坂5回3失点黒星 レ軍ドロ沼開幕5連敗
レッドソックス松坂大輔投手(30)は6日(日本時間7日)、敵地でのインディアンス戦に今季初先発し、5回を6安打3失点。チームは4−8で敗れドロ沼の5連敗を喫し、松坂は敗戦投手となった。 松坂は1回先頭打者にいきなり右前打。1死後3番の韓国人メジャーリーガー、秋信守に90マイルの甘い速球を右中間スタンドにたたき込まれた。さらに四死球を出し、1回だけで28球。まるで昨年の悪いときのVTRを見るようだった。 2回にも1失点。それでも3回以降立ち直り、気温3度の寒さの中、息を指に吹きかけながら攻めのピッチングも見せたが、今度は打線がここぞというチャンスで一発が出ず、2−3と1点リードされたまま5回で降板した。打者24人に96球、6安打3失点、4四死球防御率5・40。 速球はマックス92マイル(148キロ)。オープン戦で見せた96マイルの速球は1度もなく、松坂で連敗ストップという首脳陣の期待には応えることができなかった。遼「仕上がり90%以上」パー3コンテストで好ショット
拡大写真パー3コンテストに出場した石川遼(右)とキャディーの妹・葉子さん(中)、弟・航くん(左)(写真:夕刊フジ) 【オーガスタ(米ジョージア州)6日(日本時間7日)=米沢秀明】男子ゴルフの今季メジャー第1戦、マスターズ・トーナメント(オーガスタ・ナショナルGC)の開催を翌7日に控えた石川遼(19)=パナソニック=が、恒例のパー3コンテスト(9ホール)に出場した。キャディーに妹の葉子さん(14)と弟の航(わたる)くん(11)を引き連れ、リラックスした表情で最終調整を終えた。結果は3バーディー1ボギーの2アンダー(公式記録なし)だった。 前日の雷鳴が嘘のような晴天に恵まれた練習最終日。午前中に9ホールの練習ラウンドを終えると、石川はパー3コンテストで安定したショートゲームをみせた。 1番(130ヤード)でピン横4メートルを沈めてバーディーを奪うと、池越えの4番(130ヤード)では29インチ(74センチ)にピタリ。最後にジェイソン・ボーン(米国)に13インチ(33センチ)で抜かれ、同ホールニアピン賞は逃したが、大きな声援を浴びた。 今週、練習ラウンドをともにしてきた藤田寛之も長男、大稀くん(7)を連れてラウンドしたため、穏やかな雰囲気の1日となった。石川は7番(115ヤード)でも1メートルを沈めてこの日3つめのバーディー。課題だったショートゲームに手応えを感じているようだった。 「仕上がりはとてもいい。90%以上。ここは18ホールすべてがバーディーを取れるホールだと思う。自分でもエキサイトするようなそういう攻めをして、2けたアンダーに近づけたい。1日平均2〜3アンダーが必要だが、自分には出せるスコアだと思う。調子はこの2カ月の中でもっともいい。よくここまでこられたと思う」と自信をみなぎらせた。 ちなみに、パー3コンテストの最終9番(135ヤード)のグリーン上では、例年通り航くんが代打で登場。昨年は見事なアイアンショットを披露した航くんは、難しい返しのパーパットを任され、入れきれずにボギー。それでも石川は妹弟と一緒にラウンドして、気分転換ができたようだった。 優勝はルーク・ドナルド(英国)の5アンダー。クレッグ・スタドラー(米国)が1番でホールインワンを記録した。